2020年5月1日金曜日

ただのどかなだけの風景


日々を遊び暮らしているようで、手応えの無い時が移ろう、はずなのに、わたしの時は止まってしまったかのようだ。裏の丘を越えて湖へ足を運んだ。湖面のさざ波が空の青さを映すのを拒んでいる。





奇妙な形の雲がいくつも浮かんでいた。夕方、小川のほとりや果樹園の傍らを歩く、また走る人が増えたようだ。









桃園の花が開いている。うすくれないのグラデーションは、夕闇に沈みかけている果樹園にともった灯りのようだった。









これはラ・フランスの花だ。ほんのひとときだけ、甘い香りが漂いながれる。





裏手の丘に、静かに風が流れる。






農家の裏手の菜の花畑。家の周りの野に出てぼんやりと過ごす時間が増えた。





丘から見下ろす田園。その先にひろがるまつもとの町並み。





奈良井川を見下ろす。




この春、上高地へと向かうバスは止められている。人影のない河童橋の向こう、残雪眩しい穂高の吊尾根がまぶたに浮かぶ。仕事場からの帰宅中、常念のまうしろに夕日が落ちていった。









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