2020年5月18日月曜日

possibles pouch


ある欧米のブッシュクラフターが、革で作った小さな巾着のようなものを動画で紹介していた。コイン入れにされていたが、探してみると類似の巾着がどんどん出て来る。ほほう、作り方にも何通りかの工夫があるらしい。一般的にはpossibles pouchと呼ばれているようだ。そういえば近所に住んでいるブッシュクラフトの神さまも、自ら鞣した革の小袋を使っていたっけ。




巾着袋の位置づけもそれぞれで、EDCだったりファーストエイド・キットだったり、火起こし用の火打石入れだったり、流儀もありそうだ。手慰みにちょうど良さそうなので、三つほど拵えてみた。





いちばん小さいpossibles pouch。玉子がふたつ入るぐらい。カトラリか火起こしの道具入れにちょうど良さそうだ。






このような使用イメージだろうか。





筒状に縫い合わせたレザーに底をつけて口を巻いて使うタイプのpossibles pouch。チタンマグの600がすっぽり入るが、これでは口を巻けない。450マグで極小アルストを組み込んだ珈琲セットに使えそうだ。








プーッコと一緒に写真に納まっている。ふむ、こうして眺めるとこのプーッコも悪くない。





これは「縫う」作業が一切無い造りのpossibles pouch。丸いレザーに紐用の穴をあけ、革ひもを通しただけ。







以前ご紹介した「花梨ハンドルのプーッコ」とよく似ているが、ハンドル形状が異なるプーッコを一緒に。




面白いものだ。たかが小物入れ。されど、である。


森の片隅の赤松の切り株の上で、小物たちを広げてみる。筒状のpossibles pouchには、写っている大きな方のプーッコ以外、収まってしまう。




さて。冒頭でご紹介したブッシュクラフトの神さまの革袋である。ロードキルでお星さまになってしまったタヌキ氏の毛皮を手ずから鞣して製作。わたしのとは次元が違う!






 

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