2019年5月20日月曜日

こしあぶらめし


近所の恒さんがコシアブラをくれた。天ぷらとおひたしで堪能した残りが少しある。わたしが大好きな食べ方で、そう、オイルでさっと炒めて塩で味付け、朝の熱い飯に乗せていただこう。奥に写っているのは山独活。





この星の緑の大地が恵んでくれる至宝。甘美にしてほろ苦く香り高い山菜の女王。





エキストラヴァージンオイルでさっと短時間炒める。火を入れすぎると香りが飛んでしまう。




これを温いめしに乗せて味わうのだ。うむ、美味い。コシアブラならではの濃厚な味わいを損なうことなく、オイルがしっかりまとめてくれた。わずかな歯応え、舌触り。口腔いっぱいに広がる高貴な香り。

手前の黒っぽいのは、山独活のきんぴら。これまた異なる味わいで、朝のめしに素晴らしい旋律を奏でてくれる。ひと碗の小宇宙に響き合う、春の味わい。わたしは陶然として空のどんぶりを置いた。
















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