2018年3月24日土曜日

古層の神に会う〜社宮司明神(松本市和田)


平成30年2月25日、松本市内にもう一社鎮まると知った社宮司さんを訪ねる。市域の南西、信州まつもと空港にもほど近い、広々とした田園の一角である。冬空の下、わたしは枯れ野を行くような寂しい風景の中にリトルを走らせ、目的地を探す。

実はGoogleのストリートビューで下見をしておいたのだが、それらしい社叢や鳥居などを見つけることが出来なかった。想像では、個人宅の屋敷神のような小祠であろう、その場合は諦めようと決めていた。ところが、田んぼみちを走って行くと、彼方に欅の樹が茂っている。鳥居があって社殿が見える。眼を凝らせば神幟が掲げられている。リトルを細道の脇に停め、畦道を歩いて近づいてみた。神幟には「奉献社宮司大神 ****氏子一同」と読めるではないか。





うむ、社宮司明神さんである。だがここは私有地と見て良い。よそ者がこれ以上近づくのもいかがなものか。わたしはバラクラバ(防寒用の被り物)と手袋を外し、離れた場所から柏手を打った。






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